サッカーはダービー戦が熱い

一般的な人、さらに言えばサッカーをあまり知らない人がサッカー日本代表などの試合を観るときは、ボールがどこに行くかばかりに目が行ってしまうことが多いです。その場合では、あの選手がボールを外に出した、ゴールを決めた、といったボールの周りで起こる事柄にのみ注目してしまうはずです。それでも十分盛り上がることはできますが、フィールドを走り回っている他の選手に注目してみると新たな楽しみ方を見つけられることがあります。

例えば、フォワードの選手はサッカーにおいて点を決めることが最大の役割なのでボールを積極的に触りに行くことも当然重要です。しかし、それ以上にボールに触っていないとき、つまりフィールドを走り回っているときの動きが大事になります。フォワードがボールにばかり集中していると、相手ディフェンダーももちろんそれに対応してくるので点を取ることは難しいです。ですので、フォワードは味方からパスをもらうときにいかに自分がパスをもらったあとゴールに近づきやすいかを推測し、ボールをもらう前から相手ディフェンダーを振り切って走り出すことが少なくありません。この点に注目してサッカーの試合を観るとまた違った面白さを感じられるでしょう。あの選手が走り込んでいるところにパスを出せば点が取れるのではないか、あそこに走り込めば簡単にパスをもらえるのでないか、といった自分の考えを織り交ぜて観戦をすれば今まで以上に試合観戦が楽しくなるはずです。