サッカー天皇杯ではプロとアマチュアが戦う事も
日本におけるサッカーの公式戦は、JリーグはJリーグのチーム同士、大学なら同一リーグに所属するチーム同士で戦う事が一般的です。ただし、サッカー天皇杯に関しては、J1・J2・J3・JFL・大学・アマチュアの各チームが出られる事から、ジャイアントキリングと呼ばれる番狂わせが毎年注目されます。番狂わせが起きる可能性があるのは、攻撃的且つ得点力が豊富なJ2・J3・JFLのチームが上位リーグのチームに勝つケースであり、プロサッカー選手を多く輩出している大学チームがプロチームに勝つケースもあります。
番狂わせが起きてしまう理由としては、対戦相手になるアマチュアチームの戦術情報収集が不足していたり、J1・J2レベルで活躍出来る選手が点を取って全員で守りきったりするといったことが挙げられます。また、守備重視で勝ち進むケースも存在していて、延長まで無失点や最少失点を続けていればPK戦まで持ち込めるので、自陣で手厚く守備を構築してくるカウンター重視の戦術を取る事もあります。なお、2014年大会までは高校やユースチームにも出場条件が与えられており、2003年の大会で高校チーム(市立船橋高校)がプロに勝った事は、当時大きなスポーツニュースとして注目を集めました。