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無名のサッカー選手から一流の指導者

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よくスポーツの世界で、名選手、名監督にあらずという言葉があります。これは、名選手だからといって必ずしも名監督になれるとは限らないという意味です。活躍できる場所は人それぞれ違うのです。サッカー界でも、現役時代思うように結果が出せなかった選手であったり、更にはサッカー未経験者が名監督になっているという例はいくつもあります。

中でも、無名の選手から一流の指導者へと上り詰めたジョゼ・モウリーニョ監督を紹介します。

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彼は、レアル・マドリードやインテルといった数々のビッククラブで監督を務めていました。チャンピオンズリーグでは、過去に5人しか達成してない、異なる2つのチームを優勝に導いた監督の1人です。彼は、プロとしての実績はありません。リスボンで体育教師になりますが、指導者という夢を志して語学の勉強を始めます。その後、いくつかのチームで通訳やアシスタントコーチを務め、2000-01シーズンにポルトガルの古豪ベンフィカの監督に就任します。そこからインテルではチャンピオンズリーグ、コッパ・イタリア、セリエAを制し史上初の三冠に導くなど輝かしい成績を収めます。
監督としては唯一、UEFAチーム・オブ・ザ・イヤーに4度選ばれています。

このように、現役時代には無名の選手でも名監督になれる可能性は十分にあります。彼は、どの国にも独自の文化があり、自ずとサッカーも異なる。これが私のサッカーだと押し付けてはいけない。と述べています。この言葉から分かるように、その選手やそのクラブにあったサッカースタイルを作っています。
選手の良さを引き出す能力が高いからこそ、自分が名選手ではなくても監督としてここまでの実績を残せているのかもしれません。